夜勤専従はきつい…転職をキッカケに引っ越して最悪の事態に

夜勤専従はきつい…転職をキッカケに引っ越して最悪の事態に

私は社会人当初から介護の仕事をして今年で15年になります。この話は私の6年前のことで今現在は地元に戻り転職活動中です。

 

当時は20代で夜勤明けで遊びに行けるぐらいの元気がありました。しかし、歳を重ねていくのに連れてなかなか身体が追いついていかなくなった事。

 

「10年間ここにいたけど他の施設ではどんなことやってるのかな?」という他の施設で行っている介護や、高齢者の方との関わりも見てみたいと思うようになった事。

 

「今のところ以外でも働いてみたい!」という気持ちが強くなり、転職することを決意しました。

転職をした先は…

当時の私は別の施設へ転職するだけではなく、県外へ引っ越しまでしようと考えました。

 

それが原因で色々な苦労を経験して、金欠になり親に頼る事にまで…。

 

この記事は県外に転職を考えている方や、これから社会人になってから県外に就職をしようとしている方に読んで頂きたいです。

夜勤専従はとにかくキツかった

前職はグループホームで働いたあと、その後同じ法人の中にある訪問介護事業へ異動

 

同じ法人の宅老所に訪問するという形の介護で当初は昼と夜でしたが、辞めるまでは夜勤専門の職員として10年働いてきました。

 

日々蓄積されていく想像以上の肉体労働と精神的な疲労「これ以上夜勤専門でやっていくのはしんどい・・。」

長年勤めた施設から退職

そのグループホームは社会人になったと同時に入った施設。しかし1年ですぐに宅老所の訪問介護と医院の介助師を経験。

 

10年近く働きましたが、夜勤専門の介護士を続けていた影響で体力の限界があったため、その法人に辞めることを伝えました。

 

やはり最初は拒まれましたが、「身体的にきついからやめさせてくれ」と、もう限界が近づいているということを理解してもらい退職。

 

それと同時に今まで実家通いだった住まいも、プライベート旅行でよく行っていた関西に移して1人暮らしを開始しました。

新天地で最悪の事態に…

「都会に住むんだから施設はたくさんあるだろうし、ましてや介護業界。人手不足だからすぐに働き場所は見つかるだろう」

 

自分の中ではこんな考えしか無かったので、まずは特に何も考えずのんきに暮らすことに。

 

関西に移ってからの2か月くらいは前職の有給消化と退職金で休養、関西に来たから観光をしてゆっくりしていました。

介護士として働く所が見つからない

やがて本腰をあげて求人紹介会社に登録。何件か紹介会社のスタッフに同行してもらい面接をしていきましたが、自分が思っていたようにはいかず。

 

「なんでこう決まらんのかなあ・・・このままじゃ生活がやばいし、ここに来た意味がない」と不採用通知でなかなか決まらずかなり焦りました。

 

それでもなんとか2か月後にある有料老人ホームに就職が決まりましたが思っていた以上に待遇が悪い。上司の人から冷たくされてしまう事も日常的に。

区役所の紹介で何とか働けるところへ

そのことを住んでいた区役所に相談すると、当時働いていた方の紹介で障害者の方が利用する救護施設の介護職を紹介して頂ける事に。

 

その面談に行った1か月から就職が決まり、有料老人ホームには面談の次の日に退職の旨を伝えてから、救護施設に移りました。

 

振り返るとなかなか就職が決まらなかった2か月間は大変で、お金が無くて親を頼ったこともありました。

 

「せっかく親元を離れたのに親に頼る羽目になるのか・・・・。」今まであまり親を頼ったことがなかったので本当に辛かったです。

孤独が一番キツイ

知らない土地であるために知り合いは当然いませんし、頼れる人が近くにいないつらさは相当身体に堪えました。

 

前職の職場では実家通いで親元を離れていなかったのもあり、本当に地元に帰ろうかと思ったことも。

 

それでも、自分なりに行動を重ねて今の有料老人ホームの仕事を見つけてからはかなり生活が楽になりました。

夜勤専従のつらさよりもキツかった

求人紹介会社に3件目を紹介してもらって不採用と言われたときの事。

 

紹介会社のスタッフの方から「自分をしっかりアピールしていかないといけない」と言われました。

 

「自分の良さを相手に伝える事ってこんなに難しいんだ」と自己アピールに苦しみました。

 

しかし、次の求人先である有料老人ホームでは、それを教訓に自己アピールを実践して採用して頂けたので良かったです。

 

今だから思うのですが、やはり他の地域から引っ越してきたからというのもあると思います。

介護士でも職場が違えば全く違う

結局、この時の転職では有料老人ホームでは1年足らず、救護施設では1年半くらい働きました。

 

救護施設で働く前は高齢者の方の介護の仕事をやってきましたが、精神・身体障害者の方達に対する仕事。

 

コミュニケーション能力が今までより必要で「あーこっちが言ってること、理解してくれないなー」といつも頭を抱えていました。

 

年齢も幅広く、私より年下や同期の方もいたので接するのが難しかったのを覚えています。

何もかもが初めてだった

私の場合は10年間同じところにいたので、職場の先輩や上司も変わったのも初めての経験。

 

しかも県外からの転職だったので、自分の方言やしゃべりがなかなかそちらの人に通用せずかなり苦労しました。

 

「前は電車も一本だったのにJRや私鉄を乗り換えるなんてはじめてだ。」と通勤時の電車の乗り換えや、交通機関の多さには戸惑いもあったのがかなり印象に残りました

転職と同時に引っ越しを考えている人へ

何か事情があるなら仕方がないですが、新天地へ転職するのは大変だと思いますし、特に私のやり方はあまりお勧めできません。

 

実行するならそれなりに準備が必要だと思います。特に働く所は1番最初に決めておくべきだと思います。

 

就職先が決まらずにぐずぐずしていると、手持ちがなくなってしまえば生活できなくなってしまい貧乏生活になってしまいます

 

介護業界は人手不足だからどこでも雇ってくれるだろうと安易な考え方はやめたほうがいいです。

目的が明確なら転職はアリ

そうじゃない場合でも今務めている会社の待遇や人間関係・仕事内容に不満を持っていたり、新しいスキルを得るため転職する場合もあると思います。

 

ただ「自分が会社を去った後迷惑かかるだろうなー。」と踏み切れないと思いますので、しっかり引継ぎをして自分の道を進んでいったほうが良いと私は思います。

働く場所はかなり大切

介護の仕事には色々あります。相手が高齢者の方だったり、障害者の方だったり。

 

また施設の形態やその規模とかもありますので、まずは自分がどれにあってるのかを考えて頂ければと思います。

 

この業界は正直、キツイ仕事だと思います。転職すればまた次の職場で新しいことを覚えていかなければなりません。

 

ですが、私が高齢者の方から精神障害者の方の介護に変わった時みたいに培った経験は0ではないということだけはいえます。

 

面接が不安な場合は求人紹介会社に相談してみたら良いと思います。アドバイスや補助でかなり助かります。

転職して感じた介護の向き不向き

介護の仕事は技術が大事と思われがちですが、人に接することが一番になってくるのでまずはコミュニケーション能力。

 

次に相手が望んでいることをしっかりと聞き、介護される側の方に合わせた考えを持てることが大切だと思います。

 

一方、感情をむき出しにして突っ走ってしまう人や自分本位な考えや介護を行う人、現場を見渡せていない人は向いていないと私は思います。

介護士の転職は良い経験になった

今までいた親元から離れて知らない土地に住み転職をするのですから、私の場合はかなりハードルが高い転職だったと思います。

 

でも「新しい職場ではどんなことが待っているんだろうか。」と不思議な気持ちの高鳴りはありました。

 

自分はずっと同じ場所、同じ職場に長いこと居続けていたので、余計に外の世界を知らなかったのだと思います。

自分自身を高めるキッカケにも繋がる

また、その転職先のやり方を覚えていかなければならないため、今までの事が通用しない場合も多々あります。

 

しかし、それでも私は前職で覚えてきたことが無駄になるとは思えません。

 

良いものはその職場でも取り入れて頂ける場合もあるし、他の介護施設ではどういったことをしているのかが分かって勉強になると私は思います。

転職には専門家の力を借りてみては?

求人紹介会社に登録をしてアドバイスを受けたり、面接のコツを掴んでおくことも良いと思います。

 

また会社によっては自身の面接にスタッフが同席していて頂くことも可能。

 

サポート的な役割もやって頂けるので、面接が不安な方でも安心することができますので利用してみてください。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。