ダメな施設長に全てを否定される…後悔しないために出した結論

ダメな施設長に全てを否定される…後悔しないために出した結論

私が関東地方で転職活動を行ったのは約3年前。キッカケは以前勤めていた仕事場に色々と疑問を感じるようになった事です。

 

「このままだと自分の設計した人生プランと大きく異なる可能性がある」と感じていましたが、1人の力ではどうする事もできず…。

 

現状を打破するには転職しかないと思い行動しました。おかげで今は管理職になる事ができ、充実した日々を送っています。

転職は決してダメな事じゃない

介護の世界では転職することが当たり前のように言われている傾向があり、私も業界内で何度か転職をしてきました。

 

確かに雇う側からすると転々としている人はあまり良い印象を受けないので、回数は少ない方が良いでしょう。

 

しかし、自分の目標を達成するためであれば、転職は積極的にした方が良いと私は思います。

ダメな施設長から離れて人生は好転!

私は今デイサービスの管理職をしています。以前はデイサービスの介護士として勤めていました。

 

転職活動を行い始めて最初に感じたことは、早く他の企業に行きたいという焦りの気持ちでした。

 

現在は条件的に今までと比べて良い場所に勤めさせていただいているので満足です。

これから転職をしようと考えている方へ

転職するには並々ならぬ力が要ります。そのような力がいるにも関わらず、転職を希望している方は多数いらっしゃると思います。

 

現在は採用する側に回っている私から見た視点も交えて伝えていきたいと思いますので、転職される方への参考資料の一つとして見ていただけると幸いです。

ダメな施設長に意見を打ち消される毎日

転職に至った経緯は先ほども記した通り、このままだと自分の人生設計プランと大きく異なる可能性を感じたからです。

 

私はこの業界に入り10年以上経過し色々な介護の先駆者と出会い学んでいく中で、自分の理想の介護像が出来上がっていました。

 

それを目指しつつ施設をより良くしていこうと意気込んでいたのも束の間、

 

ただの現場職員だった私の意見は当時の管理者・生活相談員により打ち消されてしまいました。

自分に嘘はつけなかった

生活のためだけに仕事を行う人もいると思いますが、私は自分の理想に嘘をついてまで仕事をする気力が全く湧かないタイプの人間。

 

今の提供している介護サービスについて疑問を抱かない管理者・生活相談員・介護スタッフの中にいたら自分が埋もれてしまう危機感に襲われました。

 

早急に転職しないと自分が後悔すると感じ転職活動を決意。自分の理想に近い職場を探すことにしました。

なかなか見つからない「理想の職場」

転職を行うと決めてからまず最初に行ったのが、自分の理想像を固める作業。

 

「どういう場所で勤務したいのか?」

「希望する職種は何なのか?」

「給与はどれくらいを希望するのか?」

 

私は家から近いところで、理想を実現するために管理職になりたい。と決めていたので、この2つの条件で仕事を探すことにしました。

理想の転職は1人じゃ到底無理

とはいえ、求人を見ても労働条件以外の情報が少なすぎて、どこで働こうか絞り込むこともできません。

 

悩んだ私は初めて介護職専門の転職サービスを利用する事にしました。

 

どのようにすれば良いのか少し緊張しながら登録すると、担当の方から連絡が来て希望条件など細かくヒアリングもらいました。

 

もしこれからこのサービスを利用したいと考えられている方は、まず自分が働きたい場所の条件を固めておくと良いと思います。

転職サイトは併用がベスト

これは調べていくうちに分かったのですが、1つの転職サイトが全ての情報を網羅しているわけではないということです。

 

私の場合は、1つの大手サイトだけではなく3か所のサイトの登録を行いました。

 

しかし、経費削減のため転職サイトには載せず、自社のホームページだけに職員募集を出している企業も多数存在しています。

 

本気で自分の理想とする仕事場を探したいということであれば、転職サイトのスタッフだけに任せるのではなく自分で調べて情報を取りに行くことが必要。

 

私の場合は地元で働きたい意思があったので、自分の住んでいる近くの施設ホームページを片っ端から探し始めました。

決め手は情報量と行動量

この業界は地域内にいくつも事業所が存在するので、この場所で働きたいと決めたら案外見つけやすいもの。

 

場所の問題はすぐにクリアできたのですが、肝心な職種や給与面の問題が発生しました。

 

私の場合は自分の意見が反映されるポジションが条件だったので、管理職・最低でも生活相談員レベルでの採用が必須。

 

場所的に良いなと思っていても希望する職種がなかったり、給与が低かったりなどで見送ったケースが何か所かあります。

比較・交渉を経て内定へ

いくつか探して会社同士を比較し、その結果これで良いと思った企業に自分からアプローチ。

 

募集していた内容とは違う条件だったのでどうかとは思いましたが、採用担当者から連絡があり面接を実施したのち内定通知を頂きました。

 

今までの苦労が報われた瞬間、諦めなくて良かったと心の底から喜びと達成感が沸き上がってきました。

自分の行動量が無ければ無理だった

ちなみに、転職サービス担当者にも同じ条件の希望を出したところ、それを見つけるのは難しいと言われてしまいました。

 

ただ、自分で調べてみると該当施設が複数ヒットしたので、転職サービスが持っている情報は限られているのだと思いました。

 

転職サイトに仕事を掲載することは経費が発生しますからね。

 

本気で自分の条件に合った仕事を探したいのであれば、自分でも調べて探すことを強くお勧めします。

ダメな施設長のもとを離れた結果

私は今回の転職で、役職が介護職から管理者へ変わりました。

 

管理職に対する考え方は人によって様々ですが、私は現場で使う知識やスキルも専門職同等のものを持ち合わせている必要があると思っています。

 

自分がその要件を満たしている事を理解してもらいたかったのですが、転職して最初の1か月は介護職として現場業務に入っていたのでそれもクリアできました。

 

介護の世界に入って十数年、転職を数回経験し色々な介護現場と向き合い続けて会得した知識や技術は、現場に携わっている1か月の間で他の職員から認めてもらう事ができたのです。

自分にとって理想のスタートが切れた結果

そこから管理業務をスタートできたので、周囲の受け入れも良く非常にやりやすい環境になっていました。

 

自分の理想像を掲げていたとしても一人では達成することは出来ず、必ず職員の力が必要になってきます。

 

そのためには管理職に対する一定の信頼等が必要ですが、信頼を得た一つのキッカケが今までの転職を経験して得たスキルだったことは非常に嬉しく思いました。

現場以外の経験も得られるように

管理職になると、経営者や自治会・行政関係。ケアマネジャー等、関わる人は現場職員時代より格段に幅広くなっていきます。

 

それが自分の新しいスキル向上にも繋がっていきました。

 

現場からの信頼や関わる人の多さに加えて、給与面アップなども重なり転職を経て手に入れたものはかなり大きなものばかりです。

 

私の仕事スタイルがこれまでとは次元が違う変化を起こしたため、とても嬉しく思っています。

ダメな施設長から離れても理想を叶えるのは難しい

転職をしたほうが良いかどうかは最終的にその人自身にもよると思いますが、私のように理想を叶えるための転職はかなり疲れます。

 

自分がもとめる条件の整理・面接を申し込む作業・面接時にかかる精神的負荷・採用されなかった時の挫折など、乗り越える事は山ほどあります。

 

さらに、転職が成功した後も大変。方針・やり方は会社ごとに違うため、まずはその方針に自分が馴染まないといけません。

 

会社の方針だけでなく、職員同士の人間関係もすでに出来上がっている事がほとんど。

 

うまく溶け込んでいかなければ、逆に転職がマイナスになるかもしれない…。このような数々の壁を突破することは容易ではありません。

転職でしか得られない物も多い

しかし、現在自分が置かれている状況に変化をもたらすのも転職になります。

 

自分の置かれている状況を本気で変えたい・自分の人生を本気で変えたいなど。

 

現状に対して強い限界を抱いている意思があれば、転職は一つの手段として使えるものだと思います。

 

転職が向いている方は変化の意志の強さがあればあるほど、向いているのではないかと思います。

お金だけが目的なら合わない仕事

最後に、私の考える介護職に向いている人ですが、この仕事は想像よりも大変です。

 

排泄等の人間の汚い部分・人には見せない部分と接しなければなりません。

 

又、認知症の方から暴言を吐かれることもあります。高齢者になるとみなさん様々な疾患を抱えており、疾患ごとに対応が異なる場合もあります。

働く時間もバラバラ

勤務体制も日勤だけでなく夜勤も存在し、自分の生活時間が大きく変化していきます。

 

医療知識・介護知識の習得だけでなく、適切な介護技術を学ばなければ自分も腰痛持ちになるなどのリスクもあります。

でも、給料は…

その反面、給料は安いです。将来裕福な生活を希望される方は決して向いているようなものではありません。

 

ただ、高齢化で介護の需要は増えているので仕事が無くなる可能性はかなり低いです。

それでも、やりたいと感じられる人は

ここまでの文章を読んで、「それでも高齢者の生活を支える仕事をやりたい」と感じるならこの仕事は向いていると思います。

 

逆にこの文章で気持ちが揺らいでしまったようであれば、この仕事には向いていないという選択肢を考えても良いかもしれません。

自分も相手も嫌な思いをしないために

恐らく介護の世界は、どの仕事よりも中途半端な気持ちで入ってくると後悔すると私は思っています。

 

「介護の世界で働くとどういうデメリットがあるのか?」それを承知の上で介護の世界に入るようであれば、恐らくどこの施設に行っても良いケアが出来ると思います。

 

ただ、なんとなく介護の世界に入ってしまうと、その人だけでなく利用者も不幸になるだけです。

 

こういう想いが背景にあるため、甘い言葉は書かずに少し厳しい表現方法にさせていただきました。

ダメな施設長から離れて人生変わった!

私の場合は以前の職場より格段に生活の質が向上したので、転職を行って大正解でした。

 

正直、転職をしてみてつらい思いもたくさんしました。いくつか不採用通知も頂き、心が折れそうになる経験もしました。

 

しかし、最終的に折れそうな心を支えたのは今の現状を突破したい強い決意があったからだと思っています。

 

決意があれば、何度でもやり直せる、そう思わせた転職活動でした。

 

今の職場や働き方に不満があるなら1度挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

転職したい!と思う介護士必見の記事はコチラ!

【神条件で働く!】非公開の求人で最高の転職を叶える方法