介護職の男は底辺?世間が思う7つのイメージとその真実は?

介護職の男は底辺?世間が思う7つのイメージとその真実は?

介護職の男性ってどんなイメージを抱きますか?

 

「肉体労働って感じで大変そう」

「安月給って聞くし将来が不安」

「清潔なイメージが無い

 

正直あまり良い印象をお持ちで無い方が多いですよね。

 

そのせいか、胸を張って「自分は介護の仕事をしている」という事を言い出せない方もいるようです。

 

そこでこの記事では、男性介護士が抱かれやすい世間のイメージについて解説。

 

これから介護業界で働いてみたい方や仕事を続けるか悩んでる方。

 

介護士の仕事をしている人と結婚を考えている方は必見です。

 介護職の男が底辺と言われる理由

「介護の仕事は人を助けるやりがいに溢れた仕事」というポジティブなイメージも多いですよね!

 

それなのに、なぜ介護が底辺の仕事だと言われているのでしょうか?

 

実際に働いたことが無い方や、あまり業界に詳しくない方の意見も多いように感じます。

 

この記事では、世間で聞く6つのイメージが本当かどうかを解説していきます。

介護職の男が底辺と言われる理由1 誰でもできる仕事

 

介護職は未経験でも就職する事ができます。施設によりますが年齢も関係ない所が多いのも特徴ですね。

 

実際にどこの育成基準でも、3か月で1人前のスタッフとして働けるように構成されている所がほとんど。

 

看護師やリハビリの仕事と違い、専門学校に行かなくても働けるハードルの低さも介護職の魅力。

 

しかし、そのハードルの低さが逆に悪い印象を生んでいるのかもしれません。

 

「専門知識も必要ない上に、資格がなくても働ける仕事」

 

そう捉えられると、他の職業に比べて少し下に見えてしまうのも若干うなづけます。

 

実際に医療職と肩を並べて働く介護士も存在するので、「誰でもできる」という言葉は少し語弊があるかもしれません。

介護職の男が底辺と言われる理由2 汚い仕事が多い

おそらく、汚い仕事だと思われる原因は排泄の介助ですよね。

 

確かにこれは仕事上どこへ行っても必ず発生します。

 

ただ、頻度や回数は施設によって全く違いますし、元気な高齢者が多い所ならほとんど無い場合も。

 

とはいえ、「絶対に嫌だ!」という方からすれば1回も10回も同じかもしれませんね。

 

慣れればなんてことない作業なので「働き始めれば大した事ではない」と言う方が大半。

 

それでも「さすがに慣れるまではツライ…」というのがみんなの本音なようです。

介護職の男が底辺と言われる理由3 給料が安い

ひと昔前は「安い安い」と言われていた介護職。

 

今だに安月給だと思われている人も多いのではないでしょうか?

 

しかし、最近では様々な手当てが増えてかなり高待遇な所も増えているのが現状です。

 

特に地方で若い方だと、資格を取って夜勤もすれば同世代では決して安いとは言われないでしょう!

 

直近の発表では、介護福祉士の平均月収は313,920円。手取りだと251,000円位だそうです。

 

ただし、介護業界ならどこでも高待遇!という訳ではありません。

 

詳細はあとで紹介しますが、最大のポイントはいかに良い条件の職場を見つけられるかですね!

介護職の男が底辺と言われる理由4 肉体労働が多い

高齢者の介助がメインの仕事になるので、力仕事が多い職場という印象は強いですよね!

 

確かに、介護の仕事をしている方で腰痛を抱えているという悩みは良く耳にします。

 

最近では負担を軽減するパワードスーツや福祉器具も登場していますが、体の負担はどうなのか…?

 

結論、残念ながらそんな画期的な機器が導入されている施設ばかりでは無いようです。

 

「1台何十万円もする高い設備投資をしてもらえない」

 

「時間が無い時に機械が作動しているのを待っていたら、仕事が終わらない」

 

「施設が古くて狭いので、そもそも機器が導入できない」

 

しかし、国も推奨をしていることから、先進的な設備の整った職場もこれからはもっと増えてくるでしょう。

 

もしかしたら肉体労働が多いというイメージは、近い将来キレイさっぱり無くなっているかもしれませんね。

介護職の男が底辺と言われる理由5 虐待が多い

「介護施設で虐待があった」というニュースを見て、マイナスイメージを持つ方も多いかもしれません

 

「実際のところ虐待ってどれくらいあるの?」と気になる方も多いでしょう。

 

しかし、介護業界では「虐待防止」が強く訴えられており、どの施設でも徹底して管理されています。

 

殴る・蹴るなどの身体的な虐待はまずありえません。

 

逆に利用者や患者さんから暴力行為を受けたという声は圧倒的に多いので、これはむしろ逆な気もします。

 

とはいえ、ニュースに取り上げられるような事件も実際にはあるので、絶対に無いとは言い切れないのがツライところです。

 

しかし、かばう訳ではありませんが、施設管理が無茶苦茶で職員が足りてないのに業務量ばかり増える。

 

毎日、毎日苦痛な業務が続くのに、必死で買いををしている利用者からは暴力行為…。

 

そんな毎日が続いたら、優しい普通の男性でもまともな精神状態ではいられなくなってしまうのかもしれません。

介護職の男が底辺と言われる理由6 いつまでも安月給

「介護職の給料が安い」というのはひと昔前の話だと先ほどお伝えしました。

 

ただし、問題は年齢や経験に沿って給料は上がっていくのか?という事ですよね。

 

結論から言うと、資格を取ったり転職をする以外で収入がUPする事は難しいです。

(公務員と同等の条件で働いている方を除く)

 

というのも、介護職の収入が増える要因として一番大きいのは「資格」と「職場」の2つ。

 

なので、資格を取って昇給がある所で働いている方はそれなりに収入も上がっているようです。

介護職の男が底辺と言われる理由7 人間関係が難しそう

最後に介護業界は人間関係が大変そうだから…というイメージ。

 

医療・介護業界は特に難しいと思われている方が多いかもしれません。

 

しかし、これに関してはそこで働くメンバーによって大きく左右されるので、どの業界でも同じでしょう。

 

もちろん命と関わる場所なので、ドラマのようにピリッとした雰囲気の時もあります。

 

とはいえ、普段はコミュニケーションが大切な仕事なので、職員同士の仲が良い職場も多いですよ。

介護職の男が底辺と言われても仕事が続けられる理由

これだけネガティブなイメージを持たれている介護職。

 

逆にどうしてその仕事をしているのが疑問に思う方もいるかもしれません。

 

働いている人はどのようなモチベーションなのか?

 

実際に働いている方の話をもとに紹介していきたいと思います。

続けられる理由1 介護士じゃないと味わえないやりがい

もっとも多い答えがこれではないでしょうか?

 

介護の仕事をしている方に多い、やりがいを感じるシーンは大きく分けて2つ。

 

・毎日の仕事で言われる「ありがとう」という感謝の言葉。

 

・自分が企画した内容を楽しんでいる姿を見た時の達成感。

 

どちらも人と接する仕事だからこそ得られる物ですよね。

 

そして普段の何気ないコミュニケーションでも、人生経験が豊富な利用者の方から聞ける話は、感慨深い物も多いです。

 

「一度この楽しみを知ったらもう他の仕事には戻れない」

 

という方も多いので、誰かに感謝されることが好きならこれ以上楽しい仕事は無いと思います。

続けられる理由2 専門性に気付いて楽しくなる

介護は誰でも始められて、未経験・年齢不問でも働けるのが魅力ではあります。

 

しかし、専門的な知識が不要だという訳ではなく、実際には様々なスキルを求められる事も多いです。

 

経験や資格がいらないからこの仕事を選んだのに、専門的な事を求められたから苦痛に思った。

 

そういった方も多いのですが、逆にその専門性の高さや奥深さに楽しみを感じる男性も多いです。

 

中には実際に医療系の資格を取りに専門学校への進学を決める人もいるほど。

 

今では学費を全額負担してくれる施設や病院も増えたので、スキルアップしたい方には最適な環境となりました。

介護職の男は底辺?実際の声は?

世間的に多い男性介護職へのイメージと実際に働く方の声を紹介してきました。

 

ここからはSNSや口コミなどで調べた、生の声を紹介していこうと思います。

介護職の男は底辺?実際の声「やっぱり良いイメージは無い」

やはり「介護の仕事」と聞いて連想するのは汚物の処理や入浴介助。

 

当然、他人の排泄や入浴の世話を自ら進んでしたい方なんていないですからね。

 

どのメディアを見ても一番根強い介護のイメージ3Kはいまだに健在の様子。

 

「3K」は「きつい」「危険」「汚い」の略。一部では「金が安い」の4Kという言葉まで見つかってしまいました。

介護職の男は底辺?実際の声「逆にすごいと思う

反対に「単純に人が嫌がる仕事をしてくれている事が凄い」「感謝する」という声も多くありました。

 

大変な声を聞くからこそ、その仕事をしている人に敬意を表す方も沢山。

 

特に普段は関わる事が無くても、いざ自分の親族・親が世話になると考え方が一変するようです。

 

底辺と思う人がいる一方で感謝している人が多いのも事実ですね。

介護職の男は底辺?実際の声「必要な仕事だと思う

少子高齢化の流れから、介護の仕事は国を中心に見直されていますよね。

 

それに合わせて世間の見方も大きく変わっているように思います。

 

「介護士をしている人がいなくなったら、今の自分たちの暮らしは無くなってしまう」

 

「誰でもできない仕事だからこそ、働いてくれる人をありがたく思う」

 

こういった声は、介護の仕事をしている人にとって本当にありがたいですよね。

 

経営者の方々もより働きやすい職場作りをしてくれれば、働く人も増えさらに良い印象に変わると思います。

介護職の男は底辺?実際の声「働きすぎ

働く施設によって違うのですが、夜勤があるために働いている時間が長いと思われているようです。

 

確かに夕方から出勤して17時間くらい働き続けるので長いですよね。でも、その前後は入りと明けでかなり時間があるのですが…。

 

交代制が無い所だと、日中間接業務ができなくて定時では帰れないって聞いた」

 

「電子化などが進んで無いので、書き物で毎日が大変みたい」

 

調べてみると友人から聞いた話からマイナスなイメージを持たれた方も多いようです。

 

今までに紹介してきた内容と重なって「大変で給料が安いうえに働く時間も長い」みたいな印象になっているようですね。

 

ただし、夜勤明けで日勤をするのが普通になっている施設もあったとか…。

 

世間の声の通り、働きすぎな介護士の方もいるのかもしれませんね。

介護職の男は底辺?【結論】働く所によって差が出る

いかがだったでしょうか?世間が思っている悪い6つのイメージとその真実。

 

さらに実際に働いている人の声と、皆の声について紹介してきました。

 

結論から言うと。男性の介護士は決して底辺の仕事ではありません。

 

しかし、働く場所によって大変な思いをしている方はいる。という事が言えると思います。

 

雇用条件が良くて、自分が本当に働きやすいと思える環境にいる方も沢山。

 

実際にそういった所で働いている人たちの満足度はかなり高いように思えます。

 

利用者の方とコミュニケーションも取れないくらいギチギチの仕事スケジュール。

 

余った時間や休憩中は書類に記録。夜勤中にはケアプラン。横になって寝る間もない。

 

そんな所でずっと働いていると、体も心もボロボロになるのは当たり前。

 

それを周りの人に話す事で、さらに介護職のイメージが悪くなるのかもしれませんね。

介護職の男性は底辺なんかじゃない!

一部で言われている介護職の男性が底辺というのは、やっぱり間違ったイメージだと思います。

 

とはいえ、働く場所によって条件や仕事内容が大きく変わるのも介護業界。

 

もしこの記事を見て「自分の所はそんなに良くない!」と思った方は、一度求人を見ても良いかもしれません。

 

ただし、神条件の求人は一般に出ていないことが多いので次の記事を参考にしてみてください!

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。